ある歴史家のlovelovedog氏の評価とその結果

メモ:id:nagaikazu氏の以下のコメントおよびその結果を保存するため
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20080404#p2

nagaikazu 2008/04/05 14:27
(前略)lovelovedogさんは「一般人」ではないでしょう。ブログをざっと拝見しただけですが、あの方の書物に対する知識、読書量は「一般人」の域をこえており、私ごときただの専門バカは、足もとにもおよびません。「一般人」としたのでは、lovelovedogさんに失礼だと思いますよ。


それから、lovelovedogさんは、裏・歴史学ともいうべき(この場合の歴史学とは史料実証主義という方法くらいの意味です)の方法を意図的にとっているので、その面かしてもとうてい「一般人」とはいえません。


通常の「史料実証主義」はテクストをコンテクストにそって読みます。そのためにいわゆる「専門的知識」の蓄積が必要とされます。しかし、lovelovedogさんは、テクストをコンテクストから独立させて読むわけです。そのうえで、テクストの命題としての妥当性を裏づける絶対的根拠は何かと問い(問いのデーモンと化す)、あるいは独立したテクスト相互の矛盾性を指摘することで、テクスト全体の信頼性およびテクストの通常の(コンテクストにそった)解釈を揺るがせようとする、そういう方法をとっています。


こういう方法からすれば、テクストをコンテクストにそって読むための「専門的知識」の蓄積はむしろ少ないほうがいいわけです。ですから、「少し調べる」だけで、それ以上調べるのは禁じ手となります。


今回の「兵事主任」はこの方法が完全に裏目に出てしまって、ブーメランのように自分のところに戻ってきた例です。「少ししか調べなかった」ために、ご自分が(コンテキストから切り離されたために)「どう考えてもそれは嘘だろうというようなことを書いているテキスト」の発信者となってしまったのです。(後略)


その結果おきた、id:lovelovedog氏のブログ
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20080413/site

■[hoge]サイト名を変更します
 (前略)こないだの『廃墟の群盗』のリチャード・ウィドマークみたいに、ちょっと検索すればいいことも怠ってテキスト制作している状況だし*1、少し調べたいことが多くなりすぎて対応できていない状況なので、サイト名を


「愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記」に変更してみます。

感想:だが愛・蔵太氏の「もう少し調べて書く」のは映画の事だけなので、沖縄戦「集団自決」や南京大虐殺については、「少し調べて書く」のままなのであろう事は容易に想像できる。