lovelovedogが政治について無知をさらけ出したので批判する

<lovelovedogが政治について無知をさらけ出したので批判する>

キーワード「集団自決」「富山真順」「歴史修正主義」を荒らして叱られたid:lovelovedogは政治性に関して馬鹿な事をブログ書いている。彼はあまりに無知であるのでここではきちんと批判しておく。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20080403/gizi


歴史修正主義批判者のほうが圧倒的に自分の政治的立場を明言し
 一般に日本で歴史修正主義者とは、南京大虐殺を否定する人、従軍慰安婦の軍の強制性を否定する人、沖縄戦「集団自決」への軍の強制を否定する人を指しています。そしてそこで争われている事は、事実の有無であり、政治的見方の差ではありません。例えば南京大虐殺では、笠原十九司ら正統派の研究者が発表しているのは、当時の公式記録に捕虜殺害が記録されているという事実であり、それをどう見るかという政治性ではありません。また笠原氏は安保反対など、いわゆる政治的発言をした事はありません。


 慰安婦問題では吉見義明ら正統派研究者は、地道な研究で新事実を提示しており解釈の問題ではありません。昨年もいわゆる「広義の強制」も含めて日本軍の強制であったことを資料に基づいて新しく示しました。そして吉見氏が政治的主張をしたことなど聞いたことがありません。


 もしlovelovedogが自分のブログで、変な事を書くのなら、笠原十九司、吉見義明、林博文らがどんな政治的立場を明言したか、きちんと示すべきでしょう。それができないなら、それは正にlovelovedogの脳内妄想(勝手な思い込み)であり、彼は自分の「頭の悪さ」を又自分のブログに掲示したという事です。


>その左寄り的イデオロギーを丸出しにして
>右寄り批判と同じ手法で

lovelovedogは歴史修正主義に関する論争(例えば慰安婦の強制連行に関する論争)について、左翼−右翼の対立である、両方ともただの強引な主張、自己の考え方に沿った事件への恣意的な解釈によっていると考えているのでしょう。
   !これは完全な間違いです。!
これは典型的な幼稚な認識でしょう。彼の書いたのは2chの中学生並かそれ以下の、「頭が悪い」無知な記述でしょう。


 彼の間違いを列記すると
歴史修正主義的論争の両者とも自分の主張が政治的なものとはしていない
2議論の両者とも、少なくとも研究者については、議論の他の場所で政治的主張を行っていない
3正統派研究者の主張の根拠論点は一般的には知られていない細かい歴史的資料や当事者の証言であり、手法は実証的なものである
4いわゆる反対派がとっている手法は、正統派の多量の資料の中のある部分だけに、疑問を提示し、それにより正統派の主張全体を覆そうという方法であり、いわば針小棒大主義である。これはlovelovedog自身が兵事主任仕事内容が確認できないという疑問だけで、集団自決の記述全体を削除したキーワード編集の仕方によく表れている
5状況全般から言って、歴史修正主義での対立を左翼、右翼といった政治的カテゴリーに分類できない
6多くの未熟な中学生が間違えるように、漠然とした意味で、体制側=右翼、反体制側=左翼、と分類しているなら、それも間違いである。今や政治的対立は、自民党VS民主党に移り、55年体制の分類的には言えば両者とも保守であり、政治的には同じカテゴリーに属する。
7現在の政治的対立について真面目に議論されているのは、グローバリゼーションへの賛成/反対、アメリカ1国主義の是認/国連中心主義か、というべきものでイデオロギー対立ではない。そして現在の政治的対立を最もよく示している言葉は、アントニオ・ネグリの<帝国>対マルチチュードの対立であろう


特に4〜7の論点を知っていば、イデオロギーだ、などとまとめる事は如何に馬鹿げたまとめかをよくおわかりでしょう。



>普通の人間は−政治に興味持ってる人にたいして興味ない(というより、はっきり言ってウザいと思っている
 上記のアントニオ・ネグリの言う「マルチチュード」という概念を知っていれば、全ての人間がこうした政治的対立の当事者であることは自明の事です。ネグリは右翼−左翼に還元できない、現在の政治的な問題をその著書<帝国>で哲学的・政治的に提出しています。
 そこで対立する2者が<帝国>=国家という枠組を越えて権力の側または人々を支配する側マルチチュード=多数衆、本来的に多数であり、統一されておらず個々の考え方を持ち活動している民衆、群集、という事なのです。現在の政治的対立は過去のように国の中枢のある一部に集中するものではなく広い範囲で起きているとしているのです。


 また、普通の人間とは何か?投票を棄権するのが「普通の人間」なのか?それは明らかに日本のまともな教育内容に反しています。現在では日本の国家でさえも、国民が政治に関心を持ち投票する事を期待しています。政府自民党は現在16歳の高校生に、2年後に憲法に関心を持ち、改憲憲法9条を改悪することに賛成する事を期待しているのですよ。


 lovelovedogはこうした状況を理解できず現在の社会状況に対応できていない為、こうした妄言を吐くのでしょう。なんらかの意味で政治に挫折した50代のlovelovedogにとっては、左翼はあまりに痛すぎる言葉なのでしょう。また彼は漫画編集の仕事をしていながら、16歳の高校生という自分の仕事上の対象の状況さえ知らないようです、その点でも彼は「無知」で「頭が悪い」人間というべきでしょう。


イデオロギーなんて所詮幻想(ニセ現実)
 政治を語る事はダサい、かっこ悪いというのは既に過去の事でしょう。それを彼は察知しておらず自分のアンテナの弱さを露呈しているのです。彼が50代である事を考えると、その認識は彼への哀れみさえ感じさせる。なぜか?50代であるlovelovedogはおそらく60年代の安保闘争を経験しておりそこでの挫折から未だに立ち直れずにこうした妄言を吐くと容易に推測できるからだ。


 しかし、同じ50代で挫折を経験している上野千鶴子は、現在の変化を昨日(2008年3月29日)東大安田講堂で高らかに宣言しています。「これからは、ネグリの<帝国>/マルチチュードの概念を使い、日本人全員が政治を語るようになるだろう」と。上野千鶴子はこの愚かなlovelovedogと同じく、政治を語らない事がかっこいい時代があった事を認めた上で、現在は語る時代に移ったこと、その時の語る「言葉」は左翼−右翼ではなく、「ネグリの言葉」だろうとしているのです。


 ここに同じ50代の人間でもlovelovedog(=愚かな漫画編集者で愚劣なネット上の発言者)と上野千鶴子では大きな隔たりができました。彼がネット上で10年も他人に罵詈雑言を浴びせかけ、時間を浪費している間に「頭のよい」人たちは先に進んだのです。



lovelovedog、こいつは本当に「頭が悪い」、悪すぎる。